札の辻
節季候の 札の辻にて 分れけり
(子規)
西堀端の北隅札の辻は松山藩里の原票があったところ。往来の多いここに板札を掲げ,領民に法令を知らしめていた。また,目安箱も置かれていたという。
札の辻は松山城下町の中心地本町でもあり,ここを起点にして里程が始まり,土佐街道,今治街道,中山道,大洲道,瀬戸内海への交通はみなここから出発していた。
「節季候」は,歳末にきていた物乞いのことで,顔を赤い布でかくし,笹に「シダ」の葉っぱをさして各家にきてお餅や品物をもらって廻っていた。