石手寺 仁王門

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春風や 遍路飯くふ 仁王門 |
(子規) |
明治29年春の作。
伊予路の春は,お遍路の鈴の音に始まるといわれる。
四国霊場五十一番札所石手寺は古刹であり,安養寺の昔千三百年前弘法大師と衛門三郎の因縁によって石手寺と改称された。
鎌倉時代の文保二年(1312)の創建になる仁王門(楼門)は,石手寺唯一の国宝であり,その仁王(金剛力士像)は,運慶の作といわれ県指定の文化財である。
子規の頃の遍路は,鍋釜持参で,境内の空き地で飯を炊いていた。
当時の石手村は,農村地帯であり,田植えころになると,燕が並んでとまっている風景が各所に見られた。
そぼふるや 燕ならぶ 仁王門 極堂