道後公園 



寝ころんで 蝶泊らせる 外湯哉

小林 一茶(1763-1827)


 寛政7年(1795),俳人小林一茶は,その師二六庵竹阿の旅の跡を慕い,松山の俳人 栗田樗堂らを訪ねて,松山に来た。その旅日記(寛政7年紀行)によれば同年2月1日のところに「道後温泉の辺りにて」と前書きしてこの句がある。
 1996年は小林一茶(33歳)が松山に来遊して丁度200年になる。
 一茶の来遊は寛政7年(1795)と翌年の二度にわたる。最初の来遊のとき松山に俳諧で有名な栗田樗堂(47歳)がいた。一茶はこの樗堂と意気統合し、多くの句を残している。寛政8(1796)年には半年以上に渡って樗堂宅(二畳庵)に滞在し、その交遊は並々ならぬものがあったと想像される。